この絵の見どころは、晴渡った大空と清らかな冷気、そして小鳥の鳴き声が透き通って聞こえてくるような透明感にある。そのすがすがしい冷感は、寒色系の、同じような波長の色で彩られているところからくる。ところどころ黄変した冬の葉を配して色味を加え、絵にわずかな暖か味を添えている。

●技法／彩美版(R)シルクスクリーン手刷り●用紙/特漉和紙●限定／200部●画面寸法:天地38.5×左右52.5cm●額装寸法:天地58.5×左右72.5cm●額縁:木製若草色仕上げ、アクリル付き●重量:約き4kg●証明／著作権者および所蔵先承認印付き証紙を貼付●解説／平野重光（美術評論家）●原画所蔵／華鴒大塚美術館