静寂に包まれた夜、清楚な美しさを漂わせ花咲く桜花。蕾から、八分咲き、満開まで、さまざまな咲き具合を、的確な観察力で見事に描き分けています。大画家・御舟の魅力あふれる清らかな作品です。

■速水 御舟　略歴（1894年（明治27年）8月2日 - 1935年（昭和10年）3月20日）　
オクイシェー・クーロンヌ勲章・赤十字二等名誉勲章受章。従来の日本画にはなかった徹底した写実、細密描写からやがて代表作『炎舞』のような象徴的・装飾的表現へと進んだ。長くない生涯に多くの名作を残し、『名樹散椿』（めいじゅちりつばき）は昭和期の美術品として最初に重要文化財に指定された。

●絵寸法（約）33.3×42.3cm●額寸法（約）56.5×44.3×2.5cm●重量（約）1.7kg ●高精細デジタル印刷専用布●額材質／女桑縁・アクリルカバー入・掛け紐付