金色に輝く空へ、旭を浴びた紅の富士がそびえる雄姿。旅の画家・三浦成珠が、卓越した筆致で描いた吉祥画です。木々を黒く浮かび上がせるのは、光こもる朝靄。その間から、清冽な川がたゆたい流れて爽やか。典雅で縁起の良いこの逸品を、ぜひ慶賀の席に飾って新年を寿ぎください。

■ 三浦 成珠［略歴］
昭和28年、北海道生まれ。風景画を得意とし、鋭い観察力と繊細な描写力、そして端麗な色彩感覚には定評がある。日本のみならず、中国にも題材を求めて写生旅行に赴いている。日展・日春展入選。各展示会に出品し数々の賞を受賞。

●寸法（約）190×54cm●絹本●真の行表装●軸先／黒檀●桐箱収納