商品名:東山魁夷『年暮る』 商品コード:T-P-2012-A-18779 
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古都にしんしんと降る白雪 京への想いを詩情豊かに描いた比類なき名作
 
古都にしんしんと降る白雪
東山魁夷『年暮る』
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販売価格600,000円(税別)

 660,000円(税込)
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東山魁夷は「昭和の国民画家」と言われ、自然や風景の詩情豊かな作品を描き続けました。本作品は、昭和三十年代半ばに作家・川端康成から勧められたことが発端となり着手された、「京洛四季シリーズ」の一点です。本連作で魁夷は移り変わる季節の色合いを美しく描きました。《年暮る》本作は、京都ホテル(現 ホテルオークラ京都)の屋上から眺望した、大晦日の街並みを表しています。 魁夷が京都で除夜の鐘を聞いたときに、昔の京都への郷愁の想いが満ち溢れ、本作品へと表現されました。画面を覆う青は、魁夷が探究を重ねた色彩の表現効果が発揮されています。冬化粧をまとった厳かな京都の空気や、除夜の鐘の音の響きが伝わってくるようです。また、静寂のなかにも屋根瓦が美しく連なった民家からは灯りが漏れ、人々の生活、そして来る新年の期待感も感じられます。年の瀬の厳かな情感とともに、穏やかな温もりを感じる渾身の作品です。

■東山魁夷 略年譜
明治41年:横浜に生まれる。
大正15年:東京美術学校日本画科に入学、同級生に橋本明治、加藤栄三、山田申吾らがいた。在学中は特待生に選ばれる。
昭和 6年:東京美術学校日本画科を卒業、結城素明に師事し雅号を魁夷とする。
昭和 8年:ドイツ留学。ベルリン大学で美術史を学ぶ。
昭和22年:《残照》を描いて以降、風景画家として立つことを決意する。
昭和25年:はじめて日展審査員となる。《道》によって画壇及び社会的に認められるようになる。
昭和31年:第11回日展出品作《光昏》により、日本芸術院賞を受賞する。
昭和40年:日本芸術院会員に任命される。日展理事に就任する。
昭和43年:《年暮る》制作。皇居新宮殿の大壁画「朝明けの潮」完成。
昭和44年:文化勲章受章、文化功労者として顕彰される。
昭和51年:ドイツ連邦共和国功労大十字勲章受章。
昭和55年:唐招提寺壁画を完成。
平成 2年:長野県に東山魁夷館開館。
平成11年:逝去。享年90歳。従三位勲一等瑞宝章を追贈される。パリで東山魁夷展開催。
平成17年:香川県坂出市に東山魁夷せとうち美術館開館。居住の地であった千葉県市川市に東山魁夷記念館開館。v 平成28年:九州国立博物館、広島県立美術館で「東山魁夷 自然と人、そして町」展開催。
平成29年:茨城県近代美術館、豊田市美術館で「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」開催。
平成30年:東京富士美術館で「東山魁夷展 ―長野県信濃美術館東山魁夷館所蔵品による」開催。京都国立近代美術館、国立新美術館で「生誕110年 東山魁夷展」開催。
令和3年:神戸市立博物館、富山県美術館、長野県立美術館で「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」開催。
令和6年:山種美術館で「没後25年記念 東山魁夷と日本の夏」開催。

●技法/彩美版(R)プレミアム●限定500部●画寸法/47.6×65.2cm●額寸法/65.6×83.2×3.5cm●額縁/特注浮き出し加工木製額(メタリックフレーム/シルバーマット)●重量(約)/5.3kg●許諾/東山家齋藤進●証明/東山家齋藤進、山種美術館●原画所蔵/山種美術館●解説/山種美術館館長 山崎妙子

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